ゲームに没頭できる空間をつくるなら、まずこだわりたいのがゲーミングデスク。
デスクは部屋全体の印象を決める大きな要素であり、プレイの快適さにも直結します。
特に人気なのが「ブラック系」と「ホワイト系」の2タイプ。
ブラックはクールで集中できる雰囲気を、ホワイトは清潔感とおしゃれさを演出してくれます。
この記事では、ブラック系・ホワイト系それぞれのおすすめゲーミングデスクを厳選して紹介。
さらに、サイズ・機能・デザインの選び方も解説し、あなたの部屋に最適な一台が見つかるようにサポートします。
ゲーミングデスクの選び方【4つの基準】

ゲーミングデスクを選ぶときは、見た目だけでなく「使いやすさ」「部屋との相性」も考慮することが大切です。ここでは、失敗しないための4つの基準を紹介します。
1:サイズと耐荷重の黄金比
ゲーミングデスクを選ぶ上で、サイズと耐荷重は最も基本で重要なポイントです。
耐荷重の目安
- 複数モニターや大型PCを置く場合、天板の耐荷重は最低でも20kg以上が必要
- デュアルモニターや49インチウルトラワイドモニターを使う場合は、50kg以上の耐久性が安心
- 参考:24インチモニター:約3.5〜6kg、ゲーミングPC本体:約10kg
サイズ選定の目安
- シングルモニター:幅100cm程度でも可
- キーボード・マウス・スピーカーを余裕で置く場合:幅120cm、奥行60〜70cmが理想
2:機能性の進化 — 昇降とL字型
昇降機能で健康と集中力を守る
長時間のゲームでは、姿勢の改善や集中力維持のために昇降式デスクが人気。
- 需要は年率12%で増加中
- FlexiSpotなどの電動式昇降デスクは、座り姿勢と立ち姿勢をワンタッチで切り替え可能
L字型デザインで空間効率アップ
- 日本の住宅環境に適したL字型は、市場シェア約60%
- メインのゲーム空間とサブ作業スペースを分けられる
- Bauhutteの昇降式L字デスクはコンパクトでも作業面積を拡張可能
3:デザインと配線の美学
配線の乱れは、ゲーミング環境の美観を大きく損ないます。また配信をするなら美観は最重要ポイントでもあります。
- RGB LED照明
- 組み込み電源コンセント
- ケーブル管理システム
配線整理のポイント
- 配線を「隠す」技術が重要
- IKEA IDÅSENデスクは、天板裏の配線ネットでスッキリ
- グロメット(配線孔)の位置や数、ケーブルネットの有無もチェック
4:安定性とモニターアーム対応
モニターアームを使う場合、デスクの安定性が特に重要です。
- 天板厚や材質は必ず確認
- 昇降デスクや軽量フレームは揺れやすいので、T型やZ型フレームがおすすめ
- IKEA IDÅSENは、両手で押しても揺れず安定性が高い
このように、サイズ・耐荷重・機能性・配線・安定性を意識して選ぶことで、見た目も性能も満足できるゲーミング環境が完成します。
ブラック系ゲーミングデスクおすすめ5選
ブラックテーマの最大の魅力は、『プロフェッショナルで没入感の高い空間を瞬時に実現できる点』にあります。周辺機器、PCケース、デスク、チェアまで黒で統一する「黒部屋づくりの基本ルール」を徹底することで、洗練されたゲーミング環境が完成します 。
1. Bauhutte BHD-1200M

Bauhutteは、国内のゲーミング家具市場におけるパイオニアであり、日本の住宅環境に最適化された製品を提供しています。BHD-1200Mは幅120cm、奥行き55cmとコンパクトながら、高さ調節が可能な昇降デスクです 。
この製品が特に日本のユーザーに適しているのは、奥行きが55cmと浅めに設計されている点です。これにより、限られたスペースでも圧迫感を抑えることができます。手動式の昇降機能を持つモデルが多く、電動式に比べてコストパフォーマンスと安定性のバランスが良い選択肢となります。
2. 多機能かつ大容量収納モデル:IKEA FREDDE (フレッデ)

IKEAのFREDDEは、一般的なデスクとは一線を画す、ゲームに特化した独自のデザインが特徴です。サイズは140/185x74x146 cmと大型であり、モニターやスピーカーを設置するための棚、さらにはカップホルダーなど、ゲーム体験をサポートする周辺機能が充実しています 。
このデスクの大きな利点は、大型であるため、複数のデバイスを配置できる収納力と、配線を棚の裏に隠せる構造です。ケーブル類が目立たないように設計されているため、徹底したブラックの統一感を維持しながら、煩雑になりがちな周辺機器を整理できます。デザインフレームが特徴的なため、より「ゲーミング感」や「基地感」を強調したいユーザーに響くモデルです。
3. FlexiSpot EF1シリーズ (ブラック天板/ブラック脚)

FlexiSpotのEF1シリーズは、国内の昇降デスク市場で高い人気を誇ります。この製品の強みは、天板カラーと脚部カラーを別々に選択できるカスタマイズ性の高さにあります 。
ブラック系の部屋では、天板と脚部の両方をブラックで統一することで、デスク全体に高級感と一体感が生まれます。幅140cm×奥行70cmといった大型のサイズも選択可能であり、デュアルモニター構成や、広々とした作業スペースを必要とする在宅勤務との兼用ユーザーに最適です。電動式かつメモリ機能付きであるため、ゲームプレイ時と作業時で最適な高さを記憶させ、ワンタッチで切り替えられる実用性の高さは、長時間の使用において非常に大きなメリットとなります。耐荷重も高めに設定されているモデルが多く、安定性を求めるユーザーの需要を満たします。
4. Bauhutte BHD-550H (コンパクトL字デスク)

BauhutteのBHD-550Hのような昇降機能を持つL字型デスクは、メインのゲームエリアとサブの作業エリアを明確に分けることができます。特にコンパクトモデルは、広大なスペースを確保できない日本の都市型住宅において、デュアルモニター構成のメインデスクに隣接させたり、配信機材やプリンターを置くためのサブデスクとして活用することで、動線を確保しつつ作業面積を拡大できます。
5. GTRacing ゲーミングデスク Z02 / Z03

GTRacing ゲーミングデスク Z02 / Z03はZ型フレームを採用した高耐久性モデルで、50kgから100kg程度の耐荷重を誇ります。このモデルは、天板の揺れを最小限に抑える設計がされており、激しいマウス操作やキーボード入力が多いゲームプレイ中でも、画面のブレや機器の安定性を損なうことがありません。これは、安定性が長期的な快適性を左右するという分析結果に基づき、堅牢性を最優先するゲーマーに最適な選択肢となります。
ホワイト系ゲーミングデスクおすすめ5選
ホワイトテーマは、『部屋に清潔感と広がりをもたらし、特にモダンなインテリアとの相性』が抜群です。ただし、光の反射や汚れの目立ちやすさといった特性を理解した上で、適切な製品を選ぶ必要があります。
1. Bauhutte BHD-1200M-WH

Bauhutte BHD-1200M-WHはシンプルでマットなホワイトデザインが特徴です。昇降機能付き(手動)モデルが多く、身長や椅子に合わせて高さを細かく調整できます。別売りの棚やワゴンなど、ホワイト系の拡張アイテムが豊富で、統一感のある完璧な「白部屋」を作りやすいのが最大の魅力です。
2. 理想の電動昇降モデル:FlexiSpot EF1シリーズ (ホワイト天板/ホワイト脚)

FlexiSpot EF1シリーズは、ホワイトの電動昇降デスクを探しているユーザーにとって、国内市場で最も人気の高い選択肢の一つです 。清潔感のあるホワイト天板とホワイトの脚部を組み合わせることで、圧迫感のないモダンな昇降環境を構築できます。
電動昇降機能により、座り作業と立ち作業をシームレスに切り替えられる点が大きなメリットです。幅140cm×奥行70cmといった大型のサイズも選択可能であり、デュアルモニター構成や、広々とした作業スペースを必要とする在宅勤務との兼用ユーザーに最適です。
3. COMHOMA(コムホマ) 昇降電動デスク DTS110

COMHOMAのDTS110デスクの最大の特徴は、電動式でありながらローデスクとしても使える幅広い昇降範囲を持っている点です。約44cmから72cmまで高さをスムーズに調整できるため、床に座って作業するスタイルから、椅子を使った標準的なデスクワークまで、一つのデスクで対応可能です。
また、利便性も高く、ユーザーが設定した高さを記憶できるメモリー機能が付いているため、ワンタッチで理想の高さに調整できます。さらに、天板にはACコンセント2口とUSBポート2口が内蔵されています。耐久性にも配慮されており、耐荷重は80kgで頑丈なスチール材が採用され、ヘッドホンなどを掛けられる360度回転フックも備えています。。
4. Alebert(アレベルト) 電動式 L字昇降デスク

Alebert電動式 L字昇降デスクは、L字型という形状により部屋の角を有効活用でき、広々とした天板にマルチモニターや多くの周辺機器を設置しても余裕がある点が大きな魅力です。もちろん、その最大の特徴は、ボタン一つでスムーズに高さを調節できる電動昇降機能にあり、座り姿勢からスタンディング姿勢まで、体格や作業内容に合わせて最適な高さを実現します。
機能面では、メモリー機能を搭載しているほか、昇降中に障害物に接触すると動作を自動で停止する障害物検知機能も備えており、安全性にも配慮されています。さらに、一部モデルにはUSB差込口やチャイルドロック機能なども搭載されています。フレームには高品質な素材が採用されており、高い耐久性を持ち、安定感があるため、広い天板と合わせて快適なゲーミング・ワーク環境を提供します。
5.タンスのゲン CYBER GROUND ゲーミングデスク

タンスのゲン CYBER GROUNDは、特にシンプルで部屋に馴染みやすいデザインと、デスク周りをすっきりさせる隠れた収納機能を両立させている点が特徴です。
オールホワイトといったモノトーン一色のデザインを採用しているため、お部屋のインテリアに自然に溶け込みます。その上で、ゲーマーにとって便利な機能として、天板の裏側に電源タップを収納できる簡易ラックを設けています。また、ヘッドホンフックとドリンクホルダーが標準で付属しており、これらは左右好きな位置に設置でき、使わない時は天板の下に隠して収納できるため、邪魔になりません。さらに、天板は腕が痛くなりにくいよう角が丸みを帯びたデザインで、クランプ式モニターアームの取り付けにも対応しており、実用性も兼ね備えています。
ゲーミングデスクと一緒に揃えたい周辺アイテム
ゲーミングデスク周りの周辺アイテムを適切に揃えることで、ゲームの集中力・操作性・美観が大きく向上します。
チェア(腰痛対策+美観)
長時間のゲームプレイや在宅作業では、腰や背中に大きな負担がかかります。そのため、腰痛対策ができるゲーミングチェアを選ぶことは快適性の基本です。また、配信するならチェアは必ず目に入るアイテムなので重要となります。
- ポイント1:ランバーサポート(腰のサポート)
背もたれに腰を支えるパッドがあるか確認しましょう。調整可能だと、自分の体型に合わせられます。 - ポイント2:座面の高さ・リクライニング
高さ調節で膝と腰の角度を最適化、リクライニングで休憩時も快適に。 - ポイント3:素材と通気性
メッシュ素材は蒸れにくく、長時間座っても快適です。
照明(LEDライト)
ゲーミングデスク周りの照明環境は、雰囲気のある空間作りに必須なだけでなく、目の疲れや集中力にも影響します。
- ポイント1:デスクライト
明るさ調節可能なLEDデスクライトは、手元をしっかり照らしてタイピングや読書にも便利です。 - ポイント2:RGBライト・間接照明
デスク周りにRGB LEDを配置すると、ゲームの没入感を高めるだけでなく、SNS映えする部屋作りにも最適です。 - ポイント3:設置場所と配線
デスク上や天井の間接照明は、直接光が目に入らない位置に設置すると目が疲れにくいです。
ケーブルが見えないように整理すると、部屋全体がスッキリします。
配線整理グッズ
ゲーミングデスクの周りは、モニター、PC、ライト、スピーカー、充電ケーブルなどで配線が混雑しやすい場所です。
配線が乱れると見た目が悪いだけでなく、操作中のストレスやトラブルの原因にもなります。
- ポイント1:ケーブルホルダー・クリップ
デスクの天板下に固定して、コードをまとめることができます。 - ポイント2:ケーブルネット・チューブ
複数のケーブルを1本にまとめることで、デスク下がすっきりします。 - ポイント3:グロメット(配線孔)活用
天板に開いた穴にケーブルを通すだけで、机上が整理され、RGBライトやPCケーブルも美しく収まります。
まとめ|ゲーミングデスクで部屋を快適にアップグレード!
ゲーミングデスクは、単にゲームを快適に行うための道具ではなく、プレイヤーのライフスタイル全体をサポートする重要な要素となっています。トレンドが示すように、機能性(昇降、L字)とデザイン(モノトーン)は不可分であり、これらをいかに高いレベルで融合させるかが、理想の環境構築の鍵を握ります。
最終チェックポイント:カラーテーマと機能性の調和
ブラックテーマの成功条件: ブラック環境の魅力は、その統一感と集中力にあります。デスクを選ぶだけでなく、キーボード、マウス、PCケースといった周辺機器まで徹底的に黒で揃えることで、部屋全体の完成度が飛躍的に向上します 。質感(マットか光沢か)にもこだわり、光の演出(RGB)を最小限に抑えるか、あるいは意図的に際立たせるか、デザインの方向性を明確にすることが重要です。
ホワイトテーマの成功条件: ホワイト環境の成功は、開放感と清潔感の維持にあります。特に電動昇降デスクを選ぶ際は、天板の構造(一枚板か分割か)が実用性を大きく左右します 。また、白は汚れが目立ちやすいため、定期的なメンテナンスを考慮し、アクセントカラー(例えば、控えめなRGBライティングや小物)の取り入れ方で単調さを避ける工夫が必要です。
予算と機能性の最適なバランス
ゲーミングデスクの価格帯は1万円台から5万円超まで幅広いですが 、昇降機能(電動 vs 手動)と耐荷重(20kg vs 80kg)は価格に直結する要素です。自身のプレイスタイルや頻度、使用するデバイスの重さを総合的に判断し、最も重要な機能に予算を投じる必要があります。特に、安定性の高い昇降デスクは、長時間の使用における疲労軽減と健康維持への投資として考えるべきです。
本記事で紹介した情報を参考に、自身の空間とニーズに最適な「司令塔」を見つけ出し、快適性、集中力、そして美意識のすべてを満たす、最高のゲーミングライフをスタートさせてください。
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