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キャリアに迷うPTへ送る、15年目のリアルノート

キャリア・マネー
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「このままでいいんだろうか?」

最近、そんなふうに思うことが増えていませんか?

・なんとなく仕事はこなせるようになってきたけど、手応えがない
・職場の人間関係や方針にモヤモヤしている
・先輩や同期と比べて、自分だけ停滞しているように感じる
・転職が頭をよぎるけど、動く勇気もない

もし1つでも当てはまるなら、きっとこの記事はあなたのためのものです。

僕も、20代後半で完全に迷子になっていました(笑)

こんにちは。現在、理学療法士15年目になります。
急性期、訪問、クリニックと様々な経験を経て、現在は総合病院で主任を務めながら、後輩育成や地域活動にも関わっています。

…と書くと、順調そうに聞こえるかもしれませんが、実は20代後半の頃、僕は完全にキャリア迷子でした。

だからこそ、今のあなたに伝えたい

このブログでは、そんな「迷いの中にいた自分」への手紙のつもりで、
今の僕が当時の自分に伝えたいことを、リアルな視点で綴っていきます。

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20代後半でキャリアに迷う理由とは?

理学療法士として働き始めて数年。新人時代のドタバタを超え、業務もある程度はこなせるようになってくる頃。

でも、ふと立ち止まると、こんなふうに感じていませんか?

  • 「毎日、同じようなことの繰り返しで、成長している気がしない」
  • 「尊敬できる先輩がいない…この先に希望が見えない」
  • 「技術を磨いているはずなのに、評価されている実感がない」
  • 「この仕事、ずっと続けていく自信がない…」

こうした迷いや不安が生まれるのには、いくつかの理由があります。

成長の“実感”が得にくくなる時期だから

新人の頃は、何をしても「初めて」ばかり。
少しずつできることが増えて、「自分、成長してるな」と実感しやすい時期です。

でも、20代後半になると、ある程度の業務は「できて当たり前」になってくる。
そうなると、自分の変化に気づきにくくなり、成長していないように錯覚してしまいます。

職場の現実と理想との“ズレ”が見えてくる

若いうちは目の前のことに必死で気づきにくかったけれど、経験を重ねるほどに、職場の雰囲気・人間関係・評価制度など、いろんな“現実”が見えてきます。

  • 患者さんよりも、報告書や会議に追われる
  • 管理職になりたくないのに、その道しか提示されない
  • 仕事の質よりも「長くいる人」が評価される雰囲気がある

そんな「自分が思い描いていた理学療法士像」と「今の現場のリアル」のギャップに、違和感を抱くようになるのは自然なことです。

周囲との比較が増えていく

SNSで同年代の理学療法士が学会発表していたり、開業していたり、副業や転職で活躍しているのを見ると、自分だけが取り残されているように感じてしまう。

特に、20代後半は「自分は何者として生きていくのか?」を考え始めるタイミング
周囲と比べて焦ったり、劣等感を抱いたりするのはごく自然な反応です。

「この先も同じ働き方でいいのか?」という不安

理学療法士の仕事は、体力勝負な面もあるし、昇給も決して大きくない。
30代、40代になっても今のままでやっていけるのか?という漠然とした不安が、じわじわと心にのしかかってきます。

でも、これは“前に進むための迷い”です

ここまで読んで、「やっぱり自分、ダメなのかも」と思ってしまった人がいたら、ちょっと待ってください。

この時期の迷いは「自分のキャリアをちゃんと考えようとしている」からこそ生まれるものです。
何も感じず、流されて生きている方が、ある意味でラク。でも、それって本当に幸せでしょうか?

次の章では、そんな「迷い」に対して、15年目の僕がどんなふうに向き合ってきたのか。
そして、何を軸にキャリアを考えてきたのかをお話しします。

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15年目のPTが考える、迷ったときに大切な3つの視点

キャリアに迷ったとき、「どうすればいいか分からない」と頭を抱えてしまうことはよくあります。

そんなときに僕が振り返って、特に役に立ったと感じるのが、次の3つの視点です。

「何が嫌か」を言語化する

「やりたいことが分からない」と言う人は多いですが、実はそれよりも先にやるべきなのが、「自分が何にストレスを感じているのか」を明確にすることです。

  • 人間関係がしんどいのか?
  • 評価されないことが辛いのか?
  • 単調な業務に飽きているのか?
  • 将来の収入や安定が不安なのか?

“嫌なこと”は意外とハッキリしているものです。それを言葉にしてみると、「じゃあ、それがない働き方はどこだろう?」と逆算できるようになります。

「技術以外の強み」にも目を向ける

PTのキャリアといえば「技術力」と思われがちですが、実は臨床以外にも自分の価値を発揮できる場面はたくさんあります。

  • コミュニケーション能力
  • チーム全体の調整力
  • 後輩への教育や育成
  • 書類や制度対応の正確さ
  • 患者さんへの寄り添い方

これらも立派な“あなたの資産です。

臨床技術に自信がなくても、「それ以外の武器」があれば、別のキャリアの選択肢も開けるということに、僕自身も30代でようやく気づきました。

「10年後どうありたいか」をざっくり描く

未来のことを細かく決める必要はありません。
ただ、「このまま今の働き方を続けて、10年後どうなっていそうか?」を一度イメージしてみてください。

  • 今と同じ仕事を、同じペースで10年後も続けていたい?
  • もっと自由な働き方がしたい?
  • 管理職や教育職に興味はある?
  • PTという仕事そのものを続けていたい?

それに対して、「YES」が多いか、「NO」が多いかだけでも整理できると、キャリアの方向性が少し見えてきます。

迷いは、自分を見つめ直すチャンス

「何が嫌か」「どんな強みがあるか」「どうなりたいか」
この3つを考えてみるだけで、不思議と心が少し整理されていきます。

僕も、何度もこの3つの視点に立ち戻って、そのたびに小さな方向修正をしてきました。

そして気づいたのは、「迷ってもいい。大事なのは“迷ったあとにどう動くか”だ」ということです。

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実際にやってよかったこと

キャリアに迷っていた20代後半の頃、僕は答えを探して本を読み漁ったり、先輩に相談したり、転職サイトを眺めたり…いろんなことを試しました。

その中でも、「これはやって本当に良かった」と思えることを4つ紹介します。

どれも、今すぐ・お金をかけずにできるものばかりです。

理想の1日・1週間を書き出してみる

これは、自分の「働き方の軸」を見つけるのにとても効果的でした。

  • どんな患者さんと関わっていたいか
  • どのくらいのペースで働きたいか
  • 週末はどんなふうに過ごしていたいか
  • 収入はどのくらいほしいか

これを、紙に書き出してみるだけで、「自分が何を大切にしているのか」が見えてくるんです。

僕の場合、「夜遅くまで残るのは嫌」「個別に深く関わる仕事がしたい」と書いて、そこから勤務形態を見直すきっかけになりました。

小さな異動・環境変化を試してみる

いきなり転職するのはハードルが高い。でも、同じ職場内での異動や、他部署の見学など、小さな環境の変化でも視野は大きく変わります。

僕は一度、同じ法人内で回復期から訪問リハビリに異動しました。
それだけで、「患者さんとの関わり方」や「時間の流れ」が全く違っていて、新しい視点が得られました。

迷ったときこそ、“現場を変えてみる”のが一番早い学びになると実感しています。

PT以外の人と話す・学ぶ

狭い世界で考えていると、「これしか道がない」と思い込んでしまいがちです。

でも、医療・介護以外の分野の人と話してみると、自分の強みが全く違う角度から見えてくるんです。

  • 営業職の友人と話して、「聞く力」が強みだと気づいた
  • 経営者と話して、収入や働き方への価値観が広がった
  • ライターやカウンセラーの方と交流して、副業に興味を持った

私の中でこれが最も学びとなった方法、人生観・仕事観が変わった方法となりました。

お金のリアルを“見える化”した

これは盲点かもしれませんが、キャリアに迷う原因の1つが「お金への不安」であることも多いです。

だからこそ、自分の現在の収入、生活費、将来に必要なお金を見える化してみたんです。

  • 年収はどのくらい?
  • 実際の手取りはいくら?
  • 今後、家族や住宅の予定は?
  • この職場で昇給はどこまで可能か?

この作業をして、「この収入では将来に不安が残るな」と思ったことが、副業や転職を考えるきっかけにもなりました。

“考える”だけじゃなく、“動いてみる”ことの大切さ

キャリアに迷っているときって、つい考え込んでしまいがちです。でも実際は、「動いてみる」ことが何よりの近道なんです。

すべてを一気に変える必要はありません。
たった1つ、できそうなことを今日やってみるだけで、明日の自分はきっと変わり始めます。

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まとめ(メッセージ)

キャリアに迷ったことは、決して無駄じゃない

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。

おそらく今、あなたは「このままでいいのかな」「自分はどこに向かえばいいのか」と、不安や焦りを抱えながら、このページにたどり着いたのだと思います。

でも、はっきり言えるのは――
『その迷いこそが、あなたが“真剣にキャリアと向き合っている証』だということです。

正解なんて、どこにもない。だからこそ“自分の軸”を探す時間が大切

理学療法士としてのキャリアは、1つではありません。

臨床を極める人もいれば、教育やマネジメントの道に進む人もいる。
起業や副業、まったく異なる分野にチャレンジする人だって、珍しくなくなってきました。

どの道が正解かなんて、誰にもわかりません。
でも大事なのは、「自分は何を大切にしたいのか」「どんな人生を送りたいのか」という、“軸”を見つけること

そのために立ち止まって考えることは、決して無駄じゃない。むしろ、すごく尊い時間です。

僕も、いまだに迷いながら進んでいます

正直に言えば、15年目の僕も、まだ完璧な答えを持っているわけではありません。

それでも、「あのとき悩んで、考えて、行動してよかった」と思える瞬間は、確実に増えています。

そして、あなたにも必ずそう思える日が来ると、僕は信じています。

最後に。あなたが選んだ道が、正解になりますように

人生もキャリアも、「どの道が正解か」ではなく「選んだ道をどうやって正解にしていくか」が本質です。

焦らなくて大丈夫。
一歩ずつでもいいから、今日から少しずつ自分の道を歩んでいってください。

このブログが、あなたのその一歩のヒントになれたなら、とても嬉しく思います。

また次回以降の記事では、より具体的なテーマ(転職、副業、役職の選び方、専門性の深め方など)も取り上げていく予定です。
気になることがあれば、ぜひコメントやメッセージで教えてください。

あなたのキャリアが、あなたらしい道になりますように。心から応援しています。

— 理学療法士15年目のノートより

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